| おお!この作品はオレの領域だよ!こういうほうが、オレにとっては喋りやすいよ(笑)。作者には「何かを描こう!」という意識はここにはないな。まずは紙にむかってエンピツをもつわけでしょ?そして筋肉を収縮させた、と。 | ||
| 1歳半じゃ、まだ意識をもって描くことは出来ないよね? | ||
| そうだね。全く意識のないところで描かれた作品。 | ||
| 子供の絵ってさ、パフォーマンスでしょ?どういう子がどういう状態で描いたかがとても大事な意味をもつんだよね。親や、そこに居合わせた人にとっては重要な作品なんだけど、関係ない人にとっては「これはナニ?」になっちゃう。 | ||
| それがさ、アートの原点だったりするじゃない? | ||
| 日々野克彦の作品もさ、価値を見いだす人にとっては作品なワケだけど、とおりすがりのオジサンが見たら「なんじゃ、このダンボールのゴミの山は?」になっちゃうでしょ?あとは理解者の数をいかにふやすかが勝負になっちゃうでしょ。 | ||
| おおっと!するどいメディア批評がでました(笑)。その場その時に、そこに体があったって事がアートなワケで、関係ない人にとっては単なるゴミ。だから、子供の絵っていうのは親にとってのみ、捨てがたい歴史の記録になりうるワケだ。 | ||
| この絵を描いたのがどんな子か分からないけど、少なくとも、オトナが描いた絵ではないということはわかるね(笑)。線が重なっていて、単なる汚れ、ではないし、「描く意志」みたいなもの感じるし。 | ||
| 筋肉と意志がね、彼女の中でまだうまく使えていないけど、まさに重なり合おうとしている時期だね。運動や踊りに近い感覚だよな。 | ||
| もうちょっと成長するとね、自分で思い描く形に筋肉がついていかないって、泣きわめくようになるんだよ。うまく描けないって泣きわめいて描かなくなる。 | ||
| 意識が芽生えてくるとな、そういう壁がとたんにたちはだかるんだよ。 | ||
| 何年かに一度訪れてくるそういう壁をのりこえながら、だんだんなれていって、つまらない絵をかくようになるんだよ(笑)。 | ||
| 赤ん坊の頃ってさ、モノを握れないじゃん?それがエンピツを握って、何をかは分からないけど、描いたって事の証だからさ、この絵は。「道具を使って何かをやった」ってスゴイことなワケよ。 | ||
| そこに居合わせた人にとっては、すごく意味を持つモノだよね。 | ||
| 「絵を描く」とか「歌を歌う」とかってさ、みんな何気なくやっているけど、実はものすごくスゴいことをやっているんだよ。体とノウミソと、過去の経験や記憶をフル活動させて、作っているんだから。 | ||
| 作者は外国人なワケだけど、環境とか教育なんかの影響をまだそんなに受けていない時期だから、全てのコドモに通じる普遍的な理論がこの絵にもあてはまるのかしら。 | ||
| 体は世界統一規格だからね。幼児期に描くものは、似てくるでしょ。 | ||
| この絵はさ、ヨコに、クシャクシャっと描いてあるよね?人間の体の仕組みから考えるに、腰を軸にして左右に回転するように出来てるから、無意識に体を使って描こうとすると、必ずこの絵のようになるよね。 | ||
| おお!いいところに気づいた!絶対「ヨコ」なんだよね、人間。ラクな状態でいようとすると「ヨコ」にする。文字通り「ヨコになる」(笑)。重力に逆らってタテに動こうとするのは、強い意志があってのことなんだよ。写真でもそう。ポートレートやカタイ写真をとりたければフレームをタテにすればいい。でもスナップ写真や、リラックスしたものにしたければ、画面をヨコに使えばいいんだよ。実際に風景写真とかって横位置が多いでしょ? | ||
| うわ〜、ホントだあ〜。いわれてみればそうだあ。体をタテにつかうときって、、、背伸びのときとか(笑)。 | ||
| タテの動きっていうのはさ、ちゃんと意識して動かさないと、できないんだよね。強い意志を作品にこめたかったら、タテにすればいいよ。 | ||
| 音楽でも、ヨコはレゲエできもちいいけど、タテのりはパンクだから。状況を壊せ!みたいな主張があれば、タテに動かすしかない(笑)!ちょっと違うか? | ||
| ヨコは自然。タテは意志。人間の視野もタテよりヨコのほうが広い〜! | ||
| タテにギザギザに線を描く子供は精神的に安定していないって、児童心理学の先生が言っていたのを思い出したわ! | ||
| いろんな問題が含まれている今回の衝撃作(笑)!! | ||
| 目からうろこ、でございました(笑)。 | ||
| ■今月のまとめの言葉■ | ||||
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まつい:アンメルツ、ヨコヨコ! 町田:体に素直にね! |
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