カニだあ〜!大作だな〜。
  大人がカニを描くときにはさ、どうしてもハサミを描くでしょ?「ハサミがないとカニにならないんじゃないか?」というおびえと共に必ず描いてしまうでしょ。(笑)
  でも、この子にはそれがない(笑)。はさみがなくてもカニになってる。この作品のポイントはやっぱ、タマゴだな。黒いクレヨンで真ん中に描いてあるこのツブツブ。
  そっかタマゴだったか。なんだろうっておもってた。
  普通、ハサミにいくのに、なにかで知っていたんだろうなあ、タマゴを表現することに走ってる。タマゴなんだよ。タマゴ。このタマゴを描きたいがためにだな、こういうマテリアルを選んでる。
  どっちが先なんだろう?このダンボールの箱を開いた形を見てカニだ〜と思ったのかな?それとも「カニをかくぜ〜」とおもっていたらこの素材にめぐりあって、「こりゃちょうどいいや。」って思ったのかな?
  たまごが先か?カニが先か?(笑)
  画材を選ぶって、そういうことだからねえ。きっとお母さんがゴミを出すときにかさばるからって箱を開いたんだね。それを見たこの子がピーンときた、と。いや〜しかし、すみずみまで赤クレヨンで、よく塗りつぶしてあるねえ〜。
  根気あるよな〜。
  大作だね〜。作者本人も結構満足してると思うよ。平面作品ではないしね。この子には平面よりも、例えば部屋の内装とか、そっち方面をやって欲しいかも。
  これは”絵”ではないな。”作品を作ろう”としていないもん。これを見てたら”カニ”そのものを作ろうとしているのがわかるよね。これは、絵とか立体とかじゃなくて、とにかくカニ(笑)。
  箱の形そのままでカニをつくっているところもポイントだね。ハサミもセロテープもあるんだからいくらでも形を作る事が出来るのに、それをしていない。最初の箱の形そのままでできてるじゃん?やっぱりモノつくるときには、どっかに”シバリ”をいれなきゃだめだね。
  絵のいっこ手前、と言った方がいいのかな?本人にとってはまったくの無意識なんだろうけどな。
  意識してこんなことやられたらたまんない!(笑)だいたいこういう作品ってものは世の中の役にたたないじゃん?これを意識してやろうとするヤツらは八王子の山奥、、多摩美とかにさ掃き清めて閉じこめて、里に降りられないようにしたほうがいいよ(笑)。大人になったらこういう事やらないで欲しいね。
  この子はさ、基本的に魚介類が好きなんだろうね。自然の中で遊ぶのが。コメントにもあるように、川釣りとか。そこでカニを見たんだろうな。
  鍋にして食べられるといいんだけどね〜(笑)。お母さん、作品の保存に困るよねえ(笑)。捨てるわけにはいかないし。
  写真にとったら違うモンになっちゃうからなあ。これはこのまま保存しないと意味ないよね。
  お母さんのためにも、このクラスの大作は一年に一作品くらいにしてあげましょう(笑)。
  かさばるからな〜(笑)。
  この子はさ、野生児なんでしょ?きっと。自然が好きで、海や山で遊ぶことでカニの事を見て、知ったと。でも、いきなりそういう体験いっさいなしで、オトナがコドモに何かの形見せて、「なんか描け、なんか思え」って言ったところで、ニンゲンにはなんにもできないよ。
  ここに描いてあるタマゴだってさ、当然しっていなきゃ描く事なんて出来ないもんな。実体験としてこの子の中にはいってるワケで。
  結局、モノを作ったり絵をかいたりするってことは、自然の世界にあるものの模倣なんだな、という原点をまざまざと感じましたよ(笑)。コドモにいい絵をかかせたかったらとにかくよく遊ばせろ、と。
  面白いかどうかは別にして、うまくまとめたな〜。
  面白いこと言えないよ!こんなに面白いモノ前にしたら!(笑)
■今月のまとめの言葉■
  まつい:カニですくすく!
町田:カニにひれふす今日の俺
 

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